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特許出願件数、再度、異常値を示していた。

更新日:11 時間前

 

 以前に4回シリーズで、特許庁の統計速報(過去3年分を含む月ごとの出願件数)で上のグラフと同様の出願の異常値、急増(+1万件)をお伝えした。(日本特許庁には年間約30万件の出願があるので、約3%増にあたる。)。  この時の、2023年9月の急増(上のグラフで水色線の9月)は、その出願の公開公報が2025年1月から4月にかけて大量に発行され、急増の出願はソフトバンクグループによることが判明した。出願急増の数月前に孫社長兼会長が1万件出願を発表・宣言していたので、ソフトバンクではないかとの予測は当たっていた。しかし、今回はそのような明示的なニュースないので、出願人がどの企業かは予想がつかない。  上のグラフが示す昨年2025年12月の出願激増(+約5万件)の仕掛け人(出願人)は、公開公報が発行される2027年6月頃まで謎である。   2つ目の謎は、大量に出願明細書を作成する方法である。5万件は、日本の大手特許事務所約10社の年間出願能力を合わせた能力が必要だ。現実は、日本の弁理士数は最近は横ばい傾向にある。  3つ目の謎は、12月にまとめて約5万件出願する意図である。特許事務所は出願準備ができた発明を順に、年間通して出願するのが一般的である。  なお、私は日経BP社からこの急増についての取材に協力しました。その記事も併せて読んでください。他の専門家が、多角的にこの現象について分析、推察しておられます。

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特許解説者 大熊雄治 
大熊国際特許コンサルティング事務所弁理士(登録番号22034)
特許庁元
審査官、国連機関WIPO元職

​東京都稲城市 茨城県日立市

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